ポルトガルは、豊かな歴史、美しい風景、そして温暖な気候で知られる魅力的な国で、西洋に面したこの国は、古代からの遺産と現代的な文化が融合しており、様々な魅力がある国です。
今回はそんなポルトガル旅行で絶対に訪れたい人気の都市3選と、それぞれの観光スポットをご紹介します。また、季節ごとの気候や快適に過ごすための服装のポイントについても詳しく解説しますので旅行前に是非チェックしてみて下さい。
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ポルトガル旅行で行きたい観光地
ポルトガルには多様な都市があり、それぞれが独自の魅力を持っています。
旅行を計画する際には、訪れる都市ごとの特色や観光スポット、文化的背景をしっかりと確認することが、より充実した旅の鍵となります。
リスボン / Lisboa
リスボンはポルトガルの首都であり、国の文化、経済、政治の中心地です。大西洋に面したこの都市は、丘の上に広がる街並みと歴史的な名所、活気あふれる文化が魅力です。
・トラム
リスボンの象徴的な存在で、特に「28番トラム」は観光客に人気です。街の丘を登る際に利用すると、美しい景色とともにレトロな雰囲気を楽しめます。
≫ 28番トラム MAP
・ベレン地区
世界遺産「ジェロニモス修道院」や「ベレンの塔」があるエリアで、美しいゴシック建築や歴史的な背景に魅了されます。また、名物「パステル・デ・ナタ(エッグタルト)」の本場でもあり、ぜひ本場の味を試してみてください。
≫ ジェロニモス修道院 MAP
・アルファマ地区(Alfama)
リスボンで最も古い地区の一つ。迷路のような狭い路地やカラフルな家々が魅力で、夜にはファドの生演奏が楽しめるバーが多く、地元の雰囲気を味わえます。
≫ アルファマ地区 MAP
・カイス・ド・ソドレ(Cais do Sodré)
近年人気が高まっているエリアで、トレンディなレストランやカフェ、ナイトライフが楽しめるスポットが充実しています。
≫ カイス・ド・ソドレ MAP
ポルト / Porto
ポルトは、ポルトガル北部に位置し、ポートワインで世界的に有名な都市です。歴史的な街並みとドウロ川沿いの風景が魅力的で、文化的な発見が多い街でもあります。
ドン・ルイス1世橋(Ponte de Dom Luís I)
二層のアーチ型橋で、ポルトとヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアを結びます。橋の上からはドウロ川とカラフルな街並みを一望でき、夕方には特に美しい景色が広がります。
≫ドン・ルイス1世橋 MAP
サン・ベント駅(Estação de São Bento)
美しいアズレージョ(タイル)装飾が施された歴史的な駅で、ポルトの象徴的なスポットです。ポルトガルの歴史や文化を描いた1万枚以上のタイルが圧巻です。
≫ サン・ベント駅 MAP
リベイラ地区(Ribeira)
ドウロ川沿いの旧市街で、カフェやレストランが立ち並び、地元のグルメを堪能できます。夜にはライトアップされた街並みがロマンチックです。
≫ リベイラ地区 MAP
ワイナリー見学
お隣のヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアには、ポートワインのセラーが点在し、試飲ツアーやワイン作りの工程見学が楽しめます。ツアーなどで参加するのがオススメです。
≫ ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア MAP
ファロ / Faro
ファロはアルガルヴェ地方の中心都市で、美しいビーチと温暖な気候が魅力です。歴史的な旧市街と自然豊かな環境が調和したリゾート地です。
ファロ旧市街(Cidade Velha de Faro)
中世の城壁に囲まれたエリアで、石畳の道や歴史的な建物、趣のあるカフェが立ち並びます。特に「アーチ型のアウグスタの門」はシンボル的な存在です。
≫ ファロ旧市街 MAP
クラトラ島(Ilha de Culatra)
透明度の高い美しいビーチが広がる島で、フェリーで簡単にアクセス可能です。夏にはウォータースポーツやビーチアクティビティも盛んです。
≫ クラトラ島 MAP
リア・フォルモーサ自然公園(Parque Natural da Ria Formosa)
豊かな生態系が広がるラグーン地帯で、バードウォッチングやボートツアーが楽しめます。
≫ リア・フォルモーサ自然公園 MAP
シントラ
シントラはリスボンからの日帰り旅行先として人気が高く、幻想的な宮殿や美しい自然景観が魅力ですので、リスボンに立ち寄った際には是非併せて行きたい場所です。
・ペーナ宮殿(Palácio da Pena)
色彩豊かな外観と独特のロマン主義建築が特徴の宮殿で、シントラの丘の上にそびえ立ちます。広大な庭園や壮大な眺望も見どころです。
≫ ペーナ宮殿 MAP
・ムーア様式の城(The Moorish Castle)
8世紀に建設された城跡で、シントラの山々や大西洋を一望できる絶景スポットです。城壁を歩きながら歴史に思いを馳せることができます。
≫ムーア様式の城 MAP
・レガレイラ宮殿(Quinta da Regaleira)
神秘的な庭園と地下トンネル、逆さの塔が特徴の宮殿で、冒険心をくすぐるスポットです。
≫ レガレイラ宮殿 MAP
ポルトガルのこれらの都市は、それぞれ異なる歴史、文化、自然の美しさを持ち、訪れるたびに新たな発見があります。日程に余裕があれば、複数の都市を巡ることで、ポルトガルの多様な魅力を存分に体感できるでしょう。
ポルトガルの気候と季節
ポルトガルは主に地中海性気候に属し、温暖な夏と穏やかな冬が特徴です。
特に夏(6月〜9月)は乾燥しており、日中の気温が30度を超えることも珍しくありません。しかし、海からの心地よい海風が吹くため、湿度が低く、比較的過ごしやすい環境となります。このため、海岸沿いのリゾート地は夏場に多くの観光客で賑わいます。
ここでは、ポルトガルの季節ごとの特徴と、旅行時に適した服装について詳しくご紹介します。
春(3月〜5月)
春は徐々に温暖になり、日中の気温は15〜25度程度です。特に4月と5月は過ごしやすく、観光に最適な時期です。夜間や早朝はやや冷え込むこともあるため、注意が必要です。
ポルトガルの春の気候
降水量が徐々に減少し、晴天の日が増えます。美しい花々が咲き誇り、自然が息吹く季節です。リスボンやポルトの街並みがカラフルな花で彩られる光景も魅力の一つです。
春のイベント
春には多くの祭りやイベントが開催されます。特に4月の「自由の日」や、5月の「ポルトの花祭り」など、地域の文化を体感できる絶好の機会です。
春の服装
軽めのジャケットやカーディガンを持参すると便利です。日中はTシャツや長袖シャツに軽いアウターを合わせるスタイルがオススメ。
朝晩は少し肌寒く感じることもあるため、薄手のセーターも役立ちます。観光で街を歩く機会が多い場合は、歩きやすい靴も忘れずに。
夏(6月〜9月)
夏は非常に暖かく、気温が30度を超えることもありますが、海風のおかげで比較的快適に過ごせます。特に内陸部では気温がさらに上がることもあります。
ポルトガルの夏の気候
乾燥した日が続き、日照時間も長いです。特に海岸沿いはビーチリゾートとして賑わい、多くの観光客が訪れます。
夏のアクティビティ
海水浴、サーフィン、トレッキングなど、アウトドアアクティビティが盛んです。特にナザレの大波を求めて世界中のサーファーが集まることで有名です。
夏の服装
短パンやノースリーブのトップス、通気性の良い素材の服を選ぶと快適です。日差しが強いので、帽子やサングラス、日焼け止めも忘れずに持参しましょう。
ビーチに行く際は水着やビーチサンダルも必須。また、夜は少し肌寒く感じることがあるため、軽い羽織れる上着も用意しておくと良いでしょう。
秋(10月〜11月)
秋は徐々に涼しくなり、日中の気温は20〜25度程度に下がります。特に11月には寒さを感じることもあります。
ポルトガルの秋の気候
秋の初めは晴れの日が多いですが、徐々に降水量が増え、特に11月は雨の日が多くなります。紅葉が楽しめる地域もあり、ワイナリー巡りにも最適です。
収穫シーズンを楽しめる
秋は葡萄やオリーブの収穫シーズンであり、ワイナリー巡りやオリーブオイルのテイスティングが楽しめます。
秋の服装
寒暖差があるため重ね着ができる服装がオススメ。長袖シャツや薄手のセーター、軽めのコートを組み合わせると良いでしょう。
また、雨の日も増えるため、防水性のあるアウターや折りたたみ傘も準備すると安心です。靴やカバンはしっかりと防水スプレーをしておくのがオススメ。
冬(12月〜2月)
冬は比較的温暖で、特に南部のアルガルヴェ地方では温暖な日が多いですが、北部では寒さを感じることがあります。日中の気温は10〜15度程度です。
ポルトガルの秋の気候
冬季には時折雨が降ることがありますが、特に南部では晴れの日が多く、アウトドア活動も楽しめます。山間部では霜や雪が見られることもあります。
イベント
クリスマスや新年の祝祭が盛大に行われ、街が美しいイルミネーションで飾られます。また、2月にはカーニバルが開催され、色鮮やかなパレードが楽しめます。
冬の服装
暖かいコートやセーターが必要です。特に北部では、厚手のアウターやニット、温かい靴下などを用意しましょう。
朝晩は冷え込むことが多いため、マフラーや手袋も役立ちます。雨の日が多くなるため、防水性のある靴やアウターも便利です。
ポルトガルを旅行する際には、季節ごとの特徴を理解することで、旅行の計画がより充実したものになるでしょう。各季節の魅力を楽しみながら、ポルトガルの美しい風景や文化を堪能してください。
ポルトガルの治安情報
ポルトガルは、ヨーロッパでも特に治安が良い国として知られており、温暖な気候、美しい景観、豊かな歴史と文化が多くの旅行者を魅了しています。
しかし、どんなに治安の良い国でも、海外旅行中は常に注意が必要です。ここでは、ポルトガル旅行をより安全で快適に楽しむために、注意すべきエリアとポイントをご紹介します。
観光地周辺ではスリや置き引きに注意!
ポルトガルの主要都市、特にリスボンやポルトの観光地周辺では、スリや置き引きの被害が報告されています。観光客が多く集まるエリアは、スリにとって絶好のターゲットとなるため、以下の点に注意しましょう。
人混みでは特に警戒を!
トラム28番、サンタ・ジュスタのエレベーター、ロシオ広場など、観光名所や公共交通機関内では混雑することが多く、スリが活動しやすい環境です。
バッグは前に抱えるように持ち、貴重品は外ポケットに入れないようにしましょう。
貴重品の管理を徹底する
パスポートや大金はホテルのセーフティーボックスに預け、必要最低限の現金だけを持ち歩くのがおすすめです。
財布は分散して持つ、首下げポーチやマネーベルトを利用するなど工夫しましょう。
カフェやレストランでも油断しない
テラス席での食事中にスマホやカバンをテーブルの上に置くのは危険です。ひったくり犯が通りすがりに奪うケースもあります。
日本と同じようにカバンやスマホで場所のキープをしないように注意しましょう。
夜間の行動は特に注意が必要!
日中は比較的安全なエリアでも、夜間になると状況が変わることがあります。特に以下のようなポイントに気を付けて行動しましょう。
暗い路地や人気のないエリアを避ける
リスボンのアルファマ地区やポルトのリベイラ地区など、歴史ある美しい街並みは魅力的ですが、夜間は人通りが少なくなるため注意が必要です。
できるだけ複数人で行動し、明るく人通りの多いルートを選んで移動しましょう。
信頼できる交通手段を利用する
駅周辺やバス停でのタクシー利用時には、公式のタクシー会社を利用することが重要です。事前に配車アプリ(例:Bolt、Uber)をダウンロードしておくと便利で、安全なドライバーを確保できます。
海外旅行で安全にタクシーを使いたい場合にはタクシー配車アプリの利用がオススメです。
終電近くは公共交通機関の車内が閑散とし、不審者に狙われやすくなります。可能であればタクシーや配車アプリの利用を検討しましょう。
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