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インドネシア旅行で気になる観光地の治安・よくある犯罪・危険エリアなどを徹底解説!

インドネシアは、1万7千以上の島々から成る東南アジア有数の観光地で、温暖な気候、美しい自然、多彩な文化が世界中の旅行者を惹きつけています。

しかしながら、観光地としての魅力がある一方で、一部地域では治安上の注意が必要です。特に首都ジャカルタや観光地バリ島では、犯罪やトラブルが発生する可能性もあるため、訪問する際には最新の情報を把握しておくことが重要です。

今回は、インドネシアの治安に関する現状や、訪問時に注意したいエリア、安全対策、女性旅行者が気を付けるべきポイント、実際に発生したトラブル事例を交えて、旅行者に役立つ情報を紹介します。

インドネシアの治安状況

インドネシアの治安状況は地域によって異なり、一部観光には向かない地域もあります。2024年12月時点の外務省の海外安全ホームページによると、インドネシアの危険度は以下のように設定されていますので、出発までにしっかりと確認しましょう。

危険レベルと対象地域

レベル2(不要不急の渡航の中止)
中部パプア州、山岳パプア州
この地域では武装勢力との衝突や暴動の可能性があり、特に観光客には危険です。

レベル1(十分注意)
レベル2を除く全地域(ジャカルタ、バリ島を含む)
多くの観光地が含まれるレベル1の地域では、基本的な注意を怠らなければ比較的安全に過ごせます。

周辺の東南アジア諸国と比較しても、インドネシアは比較的治安が安定していると言えますが、油断は禁物です。特に夜間や人通りの少ない場所では犯罪のリスクが高まるため、十分な警戒が必要です。

観光地で注意すべきエリアとポイント

上記以外の地域は比較的安全ですが、観光客の多いエリアでは観光客を狙った被害も発生しているので注意が必要です。

インドネシアはその多様な文化や自然景観が魅力の国ですが、一部地域では治安上のリスクが存在します。旅行をより安全に楽しむために、主要都市や観光地ごとの詳細な治安情報を以下にまとめました。

ジャカルタの要注意エリア

インドネシアの首都ジャカルタは、経済や文化の中心地として活気がありますが、都市特有の犯罪リスクがあるため、注意が必要です。特に以下のエリアは安全対策を講じてください。

コタ地区

ジャカルタの旧市街として知られ、歴史的な建物や観光スポットが点在しています。

注意点

・スリや置き引きが多発。
・観光客を狙った詐欺事件の報告が多数。

安全対策
・貴重品を目立たせない。
・地元のツアーガイドと一緒に観光するのがおすすめ。

モナス(独立記念塔)周辺

ジャカルタのランドマーク的存在で、多くの観光客が訪れるエリア。

注意点

・デモ活動が頻繁に行われることがあり、暴徒化のリスクがある。
・群衆の中でのスリ被害も発生。

安全対策
・デモが行われている場所には近づかない。
・群衆が集まる場面では周囲を常に警戒。

スディルマン通り

ジャカルタのビジネス街で、日中は多くの人が行き交います。

注意点

・夜間は人通りが減り、犯罪のリスクが高まる。

安全対策
夜間の徒歩移動を避け、タクシーや配車アプリを利用。

バリ島

観光客に人気のバリ島は、リゾート地として有名ですが、犯罪が増加しているエリアも存在します。以下の地域での注意が必要です。

クタ周辺

サーフィンスポットやナイトライフが楽しめる観光エリア。

注意点

・スリや置き引きが頻発。
・ナイトクラブ周辺では、酔った観光客を狙った犯罪が発生。
・覚醒剤の違法売買に巻き込まれるケースも報告。

安全対策
・夜間の外出時には信頼できる仲間と行動。
・貴重品を体に密着して携帯。

セミニャック

高級リゾートが立ち並ぶエリアで、バリ島の中でも洗練された雰囲気。

・詐欺被害や価格交渉でのトラブルが報告。
・タクシー運転手とのトラブルが多い。

安全対策
・公認タクシーや配車アプリを利用。
・商品やサービスの価格を事前に確認。

ヌサペニダ島

手付かずの自然と美しいビーチが魅力の離島でマリンアクティビティを楽しみたい方に人気。

注意点

・交通手段が限られ、事故や怪我が起きやすい。
・事故などが発生した場合に救急対応が遅れる可能性。

安全対策
・信頼できるツアー会社を利用。
・海外旅行保険に加入しておく。

その他の地域

バリ島やジャカルタ以外でも、地域によっては注意が必要な場所があります。

スラバヤ・マカッサル

インドネシアの主要都市で、ビジネスや観光の拠点。

注意点

・スリやひったくりが公共交通機関で多発。
・市場や混雑したエリアでの置き引き。

安全対策
・バッグは常に前に持つ。
・貴重品は宿泊先の金庫に保管。

パプア地域

インドネシア東部に位置し、自然が豊かですが、政情不安が続いています。

注意点

・武装勢力の活動や治安部隊との衝突が発生。
・一部エリアでは外国人の立ち入りが禁止されている。

安全対策
・不要不急の訪問を避ける。
・渡航の際には最新の情報を外務省のウェブサイトで確認。

インドネシア旅行の治安対策

インドネシア全体の治安レベルは比較的安定しているものの、特定の地域では犯罪リスクが存在します。旅行を安全に楽しむためには、事前に情報を収集し、現地での行動を慎重に計画することが大切です。また、以下の一般的な安全対策を心掛けましょう。

貴重品の管理: 現金やパスポートは分けて持つ。
信頼できる交通手段を利用: 公認のタクシーや配車アプリを活用。
現地情報の確認: 外務省や大使館から最新の治安情報を取得。
保険の加入: 医療や事故対応に備えた海外旅行保険に加入。

これらの対策を取ることで、インドネシア旅行をより安全かつ快適に楽しむことができるでしょう。

インドネシアの繁華街を夜出歩く際の注意点

インドネシアの繁華街は活気に溢れ、ナイトライフを楽しむ観光客や地元の人々で賑わいます。

しかし、夜間は犯罪リスクが高まるため、特に注意が必要です。スリやひったくり、詐欺、さらには暴力事件が発生する可能性もあります。

具体的な注意事項

明るく人通りの多いエリアを選ぶ
暗い裏通りや人通りが少ない場所は犯罪が起きやすいため避けましょう。繁華街であっても、照明の少ないエリアではリスクが高まります。

必要最低限の荷物を持ち歩く
高価なアクセサリーや多額の現金は持たず、必要な金額だけを財布に入れて持参してください。スマートフォンやカメラは必要時以外、バッグの中にしまっておくのが安全です。

飲酒の際の警戒
バリ島のクタやジャカルタのナイトスポットでは、酔った観光客を狙った犯罪が多発しています。飲みすぎに注意し、自分の飲み物から目を離さないようにしましょう。また、知らない人から飲み物を勧められても断ることが重要です。

信頼できる交通手段を利用する
繁華街を離れる際は、配車アプリ(GrabやGo-Jek)を利用するか、事前に信頼できるタクシー会社を手配してください。路上で声をかけてくる非公式なタクシーは利用を避けるべきです。

同行者と一緒に行動する
一人で夜間に出歩くのは避け、できるだけ複数人で行動することを心掛けましょう。特に女性の旅行者は、単独行動を控えることを強く推奨します。

現地の状況を把握する
滞在先のホテルやガイドから最新の治安情報を確認し、不穏なエリアやイベント(デモ活動など)がある場合は近づかないようにしましょう。

特に注意すべきエリア

  • ジャカルタ: スディルマン通りやコタ地区では、夜間の人通りが少なくなったり、スリが発生することがあります。
  • バリ島クタ周辺: ナイトクラブやバー周辺では、観光客を狙った窃盗や詐欺が多いです。

夜の繁華街を安全に楽しむためには、慎重な行動と事前の準備が欠かせません。常に警戒心を持ち、トラブルを避けるための行動を心掛けましょう。

インドネシアでトラブルに遭った際にどうする?

インドネシアで万が一、犯罪の被害に遭った場合は焦らずに落ち着いて手続きを進めて行きましょう。

以下にて犯罪に巻き込まれた際に重要な連絡先などをご紹介いたします。

警察・救急車・消防署

連絡先電話番号
警察110
救急車119
消防車113

上記の電話番号は緊急時の対応を依頼する際の連絡先となりますので、貴重品の紛失・盗難などでポリスレポートなどが欲しい場合には最寄りの警察署にいきましょう。

在インドネシア日本国大使館への相談

万が一、犯罪被害に遭い、さらなるサポートが必要な場合、在インドネシア日本国大使館に連絡することができます。日本国総領事館では、犯罪に遭った際の手続きや支援を行っており、また、被害を受けた日本人に対する領事サービスも提供しています。

帰国のための渡航書の発給:盗難や紛失によりパスポートが手元にない場合、総領事館にて「帰国のための渡航書」を発行してもらうことができます。この渡航書は日本への一時帰国に限り有効です。申請には、現地警察の「盗難証明書」が必要になるので、必ず警察署で届け出を行いましょう。

現地情報や助言:必要に応じて、被害後の行動について適切なアドバイスを受けることができます。

在インドネシア日本国大使館

・住所:Jl. M.H. Thamrin No.24, Gondangdia, Kec. Menteng, Kota Jakarta Pusat, Daerah Khusus Ibukota Jakarta
・電話番号:+622131924308

トラブル時の旅行保険の活用

旅行保険に加入している場合、被害に遭った際に保険会社に連絡することで、補償やサポートを受けることができます。特に盗難、病気、けがの場合は重要です。保険会社の緊急連絡先番号を事前に控え、英語での説明が難しい場合に備えて、日本語対応が可能かどうかも確認しておきましょう。

▶ 保険請求に必要な書類例
・被害届(警察発行の証明書)
・病院の診断書や領収書(医療補償の場合)
・紛失・盗難物のリストや購入証明書


その他の対応策

地元の友人やツアーガイドに相談
慣れない土地でのトラブルは孤立感を招きがちです。可能であれば地元に住む知人やツアーガイドに状況を相談し、現地でのサポートを受けるのもおすすめです。

クレジットカード会社への連絡
クレジットカードやデビットカードを盗まれた場合は、速やかにカード会社へ連絡して使用停止の手続きを行いましょう。盗難保険が付帯している場合、一定額の補償を受けられる場合もあります。

海外旅行ではスマホが重要!

海外旅行中、思わぬトラブルに遭遇する可能性は誰にでもあります。パスポートや荷物の紛失、体調不良、道に迷ったりと、さまざまなリスクがつきものです。

そんなときに頼りになるのが、手元にあるスマートフォンです。旅行中の安全対策としてスマホを最大限に活用するためのポイントをご紹介します。

緊急時の連絡手段としてスマホを活用

スマホがあれば、緊急連絡先にすぐに電話やメッセージを送ることができます。事前に以下の情報をスマホに保存しておくと安心です。

・現地の緊急番号(例:香港は「852」、タイは「191」など)
・日本大使館や領事館の連絡先
・旅行保険会社の緊急連絡先

さらに、無料の通話アプリ(例:LINEやWhatsApp)を活用すれば、Wi-Fi環境やモバイル環境さえあれば通信費を抑えつつ迅速な対応が可能です。

GPSで迷子知らず

初めての土地では、迷子になるリスクがあります。スマホの地図アプリ(Google MapsやApple Mapsなど)を活用すれば、現在地の確認や目的地への最短ルートを瞬時に検索可能です。

オフラインマップを事前にダウンロードしておけば、通信環境が悪い場所でも安心です。

翻訳アプリで言葉の壁を克服

海外旅行中、言語が通じず困る場面は意外と多いものです。翻訳アプリ(Google翻訳やiTranslateなど)を使えば、簡単な会話や文章をその場で翻訳できます。

カメラ翻訳機能を使えば、メニューや看板の文字もすぐに理解できるため、トラブルを未然に防げます。

情報収集と共有がスムーズ

現地での観光情報や交通手段、緊急ニュースなど、必要な情報はスマホで簡単に検索できます。また、トラブルが発生した際、家族や友人に状況を共有してアドバイスをもらうことも可能です。

特に、現地の公式アプリやサービスを事前にインストールしておくと便利です。

配車アプリで移動もスムーズ

最近は海外旅行の際の安全な移動手段として、タクシーではなく配車アプリを利用する旅行者が増加しています。目的地にピンを立てて正確に立てられたり、価格もアプリで事前に分かるといメリットもありますが、一番はドライバーの身元が確かという点でしょう。

海外旅行の際には目的地で利用されている配車アプリをチェックしましょう。

モバイル決済で安全な支払いを

最近は観光客でも使えるモバイル決済サービスを取り入れる国も増えてきています。

現金を持ち歩くリスクを減らすため、スマホを使ったモバイル決済(Apple Pay、Google Pay、PayPalなど)を活用しましょう。特にスリや盗難が多い地域では、現金を最小限にしてスマホで支払うのが安全です。

・海外旅行が決まったら通信環境の準備を
スマホは単なる便利なガジェットではなく、海外旅行中の安全を守る強力なツールです。出発前には、現地のSIMカードやeSIMを用意して通信環境を整え、必要なアプリをインストールしておきましょう。スマホを上手に活用すれば、トラブルを最小限に抑えつつ、安心して旅行を楽しむことができます!