インド旅行が決まったら、日本円からインドルピー(INR)への両替をどこでしようか考える方も多いのではないでしょうか?
インドルピー(INR)への両替は、日本とインドのさまざまな場所で可能ですが、それぞれの両替所にはメリットとデメリットがあります。旅行中にどこで両替をするかを選ぶ際、レートや手数料、利便性を考慮することが大切です。
今回はインドルピーを両替できる場所を5つ紹介し、それぞれの特徴と利用する際のポイントを解説します。
日本円をルピーへ両替できる5つの場所
1. 日本での両替
日本国内では、インドルピーを両替できる場所がいくつかあります。主に、銀行、空港、両替商などで両替が可能で、最近は両替商も増えてきています。
メリット
日本で両替をしておけば、現地での不安を感じることなく、すぐにインドルピーを使い始めることができます。特に、到着後すぐにタクシーや食事代など、現地通貨が必要になる場面では便利です。また、空港や銀行では比較的安全な取引ができます。
デメリット
日本国内での両替レートは、インド現地よりも割高になる傾向があり、手数料も高めです。そのため、大きな額を両替する際には、現地で両替する方が有利になることが多いです。
日本で両替をしたい場合は、レートが悪い場合が多いので、到着してから街中の移動などに必要な少額のルピーを用意しておくと、現地に到着したときにスムーズに使い始めることができます。
2. インドの空港での両替
インドの空港には、両替所が多くあります。空港で両替を行う場合、到着後すぐに現地通貨が手に入るため便利です。
メリット
空港の両替所は、24時間営業しているところも多く、到着後すぐに両替をしておくと、初めてのインドでも安心です。また、空港内の両替所はセキュリティがしっかりしており、比較的安全です。
デメリット
空港での両替は、レートが割高であることが多く、手数料も高い傾向があります。空港内の両替所では観光客をターゲットにした商売が多いため、不当に高いレートを提示されることがあるので注意が必要です。
空港で両替する場合は、到着後すぐに使う分だけを両替し、なるべく現地の銀行や街中の両替所で後から両替するのがおすすめです。
3. インドの銀行での両替
インドの銀行は、信頼性が高く、正式なレートで両替できるため、安心して利用できるスポットです。多くの銀行では、日本円をインドルピーに両替するサービスを提供しています。
メリット
銀行での両替は、公式なレートが適用されるため、レートが安定しており、安心して利用できます。手数料も事前に確認できるので、予算管理がしやすいです。
デメリット
銀行の営業時間は限られており、特に土日や祝日には休業していることが多いため、急ぎの両替には不便です。また、銀行での両替は列が長くなることがあるので、時間に余裕を持って訪れる必要があります。
銀行での両替を利用する場合は、事前に営業時間や定休日などを確認し、余裕を持って訪れることをおすすめします。
4. インドの街中の両替所(政府公認両替所)
インドの観光地や市街地には、数多くの両替商が存在し、その中には政府公認の両替所もあります。これらの両替商は、銀行よりも有利なレートで両替を提供することが多く、観光客にも利用されています。
メリット
街の両替商は、銀行に比べてレートが有利な場合が多く、現地の通貨を調達するのに最適です。また、営業時間が長いことが多く、利用しやすいです。
デメリット
街中の両替商には、不法営業の両替商が存在することもあります。特に観光地では、レートが非常に悪い場合や、偽札を渡されるリスクがあるため、信頼できる店舗を選ぶことが重要です。
安全に両替するためには、インド政府公認の両替商を利用しましょう。公認の両替所は、店舗内にライセンスが掲示されており、安心して取引を行うことができます。
5. インドのホテルでの両替
インドの主要なホテルでは、フロントで外貨両替サービスを提供しているところが多くあります。特に、チェックイン後にすぐに両替をしたい場合に便利です。
メリット
24時間対応しているホテルもあり、深夜や早朝でも両替が可能なため、急に現地通貨が必要になった場合には非常に便利です。ホテルでの両替は、他の両替所に比べてセキュリティが高い場合も多いです。
デメリット
ホテルでの両替は、街中の両替商や銀行に比べて、レートが割高になることが多いです。特に、必要以上に多く両替してしまうと、余分な手数料を支払うことになりかねません。
ホテルでの両替は、緊急時や深夜に使う手段として便利ですが、大きな額の両替は避けるようにしましょう。
安全なのは日本、レートが良いのはインド
インドルピーへの両替にはさまざまな方法があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。日本での両替は、安全性が高い反面、レートが割高になりがちです。
一方、インド現地では、空港やホテルで便利に両替ができるものの、手数料が高い場合もあります。最もお得に両替するためには、インドの街中の政府公認両替所や銀行を利用するのがベストです。
旅行の計画に合わせて、両替スポットをうまく使い分けて、スムーズで安心な旅行を楽しんでください。
インドの通貨の基本情報
インドの通貨単位は「インドルピー(₹)」で、通貨記号「₹」はインドの公式な通貨記号として使用されています。
インドルピーは、インド国内でのほぼすべての取引に使用され、観光地や都市部では広く流通しています。インドルピーには、紙幣と硬貨があります。
紙幣 | 10ルピー |
20ルピー | |
50ルピー | |
100ルピー | |
200ルピー | |
500ルピー | |
2000ルピー | |
硬貨 | 1ルピー |
2ルピー | |
5ルピー | |
10ルピー |
インドルピーの為替レート
2024年12月現在、1インドルピー(₹)はおおよそ1.8円に相当しています。為替レートは日々変動するため、インドルピーを日本円に換算する際は、旅行前に最新のレートを確認することをおすすめします。
為替レートを確認する方法としては、以下の方法があります。
・インターネットで最新のレートを調べる
多くの金融機関や為替情報提供サイトで、インドルピーの最新レートをリアルタイムで確認できます。
・空港や銀行の両替所で確認
旅行中、現地の空港や銀行で両替する際にレートを確認できます。両替所によってレートが異なることがあるため、事前に比較することをおすすめします。
インド旅行でクレジットカードは使える?
インドではクレジットカードを使うことが可能ですが、使用できる場所や状況に関してはいくつかのポイントがあります。以下にてインド旅行中にクレジットカードを使う際のポイントをご紹介いたします。
都市部と観光地では使える
インドの主要都市(デリー、ムンバイ、バンガロールなど)や観光地では、クレジットカードが広く使える店舗が増えています。特に、ショッピングモール、ホテル、レストラン、航空券購入、タクシーやウーバーなどの配車サービスでは、クレジットカードの利用が一般的です。
地方や小規模な店舗での使用は微妙
インドの地方や小規模な店舗、露店などでは、クレジットカードが使えない場合が多いです。そのため、現金を持っておくことが重要です。地元の市場やバザール、地方の小さな店では、現金のみの取引が主流となっています。
オンラインでの支払いはOK
オンラインショッピングやホテルの予約、交通機関のチケット購入など、インターネットを通じての支払いはクレジットカードを使うことができます。
ただし、オンライン決済を行う際には、安全性を確認したり、信頼できるサイトを利用することが大切です。
クレジットカードの対応ブランド
インドでは、VisaやMasterCardのブランドが最も広く利用されています。
アメリカン・エキスプレス(Amex)やダイナースクラブなど、その他のカードブランドは、利用できる場所が限られている場合があるため、これらのカードを使用する場合は事前に利用可能な店舗を確認しておきましょう。
クレジットカードの手数料
クレジットカードを利用する際、特にインターナショナルな取引の場合、為替手数料や取引手数料が発生することがあります。事前にカード会社に確認し、どのような手数料がかかるかを把握しておくと安心です。
セキュリティ対策
クレジットカードを使う際は、カード情報を守るためにセキュリティに気を付けることが重要です。公共のWi-Fiネットワークを使う際には、決済を避け、可能であればVPNを利用するなど、セキュリティを強化しましょう。
事前にカード会社に設定の確認を
インドに限らず海外でクレジットカードを使おうと思った際に、海外での利用設定がオフになっていて決済が行えないケースなどがあります。
最近は海外からの不正利用対策としてカード会社も厳しい設定を行うようになっているので、旅行で使う予定のカード会社に海外旅行前に、海外での利用設定や、海外のATMから現金を引き出すことが出来るかなど確認しておくと安心です。
インドでは主要都市や観光地でクレジットカードが使えますが、地方や小さな店舗では現金が主流です。また、事前にカード会社に手数料や使用可能なATMを確認しておくと、より便利に旅行を楽しめるでしょう。