ボリビアは、壮大な自然と独特な文化が息づく南米の隠れた宝石。標高約3,650メートルに位置する世界で最も高い首都ラパスや、まるで天空と大地が一体化したような絶景が広がるウユニ塩湖など、ここでしか出会えない魅力が満載です。
本記事では、ボリビア旅行でぜひ訪れたいラパスとウユニ塩湖の観光スポット、さらに季節ごとの気候やおすすめの服装まで、旅を思い切り楽しむための情報を詳しくご紹介します。
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ボリビア旅行で人気のラパス観光
ボリビアの首都ラパスは、標高約3,650メートルに位置する世界で最も高い場所にある都市のひとつで、独特な地形と文化が魅力です。ここでは、ラパスの人気観光スポット5選を紹介します。
ミ・テレフェリコ(Mi Teleférico)
ラパスの象徴ともいえるロープウェイで、ラパスと隣接するエル・アルトを結んでいます。
カラフルなラインが複数あり、都市の上空から壮大なアンデス山脈や街並みを一望できるのが魅力。特に夕方の景色は絶景です。
月の谷(Valle de la Luna)
ラパスの郊外に広がる奇岩群で、まるで月面のような風景が広がることから「ムーンバレー」と呼ばれています。
乾燥した土地に浸食された尖った岩や深い渓谷が続き、異世界に迷い込んだような感覚に。ハイキングコースも整備されており、気軽に散策できます。
サンフランシスコ教会(Iglesia de San Francisco)
ラパスの中心部に位置するバロック様式の美しい教会で、16世紀に建設されました。
繊細な彫刻が施されたファサードや荘厳な内部装飾が見どころです。併設の博物館では、ラパスの歴史や宗教文化について学べます。
魔女市場(Mercado de las Brujas)
ラパスならではのユニークなスポットで、伝統的なアンデスの儀式に使われるお守りやハーブ、ラマの胎児などが並んでいます。
地元のシャーマンたちも訪れる場所で、不思議な雰囲気が漂っています。お土産探しにもおすすめですが、撮影時には礼儀を忘れずに。
キリキリ展望台(Mirador Killi Killi)
ラパス市内を一望できる絶景スポット。
標高が高いため、晴れた日にはイリマニ山の壮大な姿と、ラパスの谷間に広がる街並みがくっきりと見えます。特に朝焼けや夕焼けの時間帯は、息をのむ美しさです。
ラパスは標高が高いため、高山病対策として無理のないスケジュールで観光するのがポイントです。無理に予定を詰め込みすぎずに余裕のある日程にしてみるといいでしょう。
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ボリビア旅行で絶対行きたいウユニ塩湖
南米ボリビアに位置するウユニ塩湖は、世界最大の塩の大地で、標高約3,700メートルのアンデス山脈の中に広がっています。
その広さはなんと約10,582平方キロメートル、東京都の約5倍に相当します。この広大な白い世界は、乾季と雨季で全く異なる表情を見せるのが魅力です。
ウユニ塩湖の魅力
・鏡張りの絶景(雨季: 12月〜3月)
雨季には薄く水が張り、空が湖面に反射してまるで巨大な鏡のような景色が広がります。この幻想的な景観は「天空の鏡」とも呼ばれ、世界中のフォトグラファーや旅行者の憧れです。
・果てしなく続く白い大地(乾季: 4月】11月)
乾季になると水が引き、真っ白な六角形の塩の結晶模様が現れます。無限に広がる白い大地と青空のコントラストは、まるで別世界にいるかのような感覚を味わえます。
星空と朝日・夕日の絶景
夜になると、光害のない大地に無数の星々が広がり、天の川までくっきりと見えることも。朝日や夕日も絶景で、刻々と変わる空の色がウユニ塩湖に映し出されます。
ラパスからウユニ塩湖への行き方
ラパスからウユニ塩湖への行き方は飛行機やバス、列車など色々な方法があります。
以下の記事で詳細をご紹介しておりますので是非チェックしてみて下さい。
ボリビアの気候と服装
ボリビアは南半球に位置するため、日本とは季節が逆になります。また、国土にはアンデス山脈の高地からアマゾンの熱帯地域まで、標高差のあるさまざまな地形が広がっています。
そのため、地域ごとに気候が大きく異なります。そのため、旅行時には訪れる地域ごとに適切な服装を準備することが重要です。
ボリビアの季節は大きく分けて 雨季(夏) と 乾季(冬) に分類されます。
雨季(11月~3月)
この時期は気温が高くなり、特に低地では蒸し暑さを感じることが多いです。
また、降水量が増えるため、地域によっては道路がぬかるみやすくなったり、洪水のリスクもあります。特にアマゾン地域では湿度が非常に高く、スコールのような激しい雨が降ることがあります。
乾季(5月~8月)
空気が乾燥し、特に高地では朝晩の冷え込みが厳しくなります。ウユニ塩湖などでは夜間に氷点下まで下がることもあるため、防寒対策が必須です。一方、低地では比較的快適な気候となり、観光には最適な時期と言えます。
春(9月~10月)、秋(3月~4月)
過ごしやすい季節ではありますが、高地では昼夜の寒暖差が大きくなることがあるため、重ね着で調整できる服装が望ましいです。
地域ごとの気候と適した服装
ボリビアは主に 高地(アンデス山脈)、低地(アマゾン地域)、中間地域(スクレ・コチャバンバ) の3つに分けられ、それぞれで気候が大きく異なります。
アンデス高地(ラパス、ウユニ、ポトシなど)
・標高: 3,500m~4,000m
・気候の特徴: 昼夜の寒暖差が大きく、乾季には氷点下まで気温が下がることがあります。
服装のポイント
・乾季(5月~8月)
防寒具は必須。ダウンジャケットやフリース、防風性のあるジャケットを用意し、手袋や帽子で寒さ対策をしましょう。
・雨季(11月~3月)
気温は比較的高くなりますが、朝晩は冷えることがあるため、長袖やジャケットを用意するのがベストです。
通年で必要なもの
標高が高く紫外線が強いため、サングラスや日焼け止め、帽子を持参するのがおすすめです。
ウユニ塩湖に行くなら雨季!
ウユニ塩湖に行くなら雨季がおすすめです。雨季は例年11月から4月頃まで続き、この時期には雨によって塩湖の表面に薄く水が張り、まるで巨大な鏡のように空を映し出す『天空の鏡』と呼ばれる絶景が広がります。
青空や夕焼け、満天の星空が湖面に映り込み、幻想的で非日常的な光景を楽しむことができます。特に風が穏やかな日には、湖と空の境目がわからなくなるほどの完璧なリフレクションが見られることも。
乾季には真っ白な塩の大地が広がる別の美しさがありますが、鏡張りの景色を目的に訪れるなら雨季がベストシーズンです。
低地(サンタクルス、アマゾン地域など)
・標高: 100m~500m
・気候の特徴: 年間を通じて高温多湿。雨季にはスコールが頻発し、蒸し暑さが増します。
服装のポイント
・雨季(11月~3月)
突然のスコールに備えて、レインジャケットや速乾性のある服を用意しておきましょう。
・乾季(5月~8月)
気温は高めですが、朝晩は少し涼しくなることがあるため、薄手の羽織りものがあると便利です。
通年でのおすすめ服装
軽くて通気性の良い長袖・長ズボンを着用することで、暑さを和らげるだけでなく、蚊やその他の虫刺されの対策にもなります。
中間地域(スクレ、コチャバンバなど)
・標高: 2,500m前後
・気候の特徴: 年間を通じて穏やかで過ごしやすい気候。日中は暖かく、夜は涼しくなることが多いです。
服装のポイント
・雨季(11月~3月)
突然のスコールに備えて、レインジャケットや速乾性のある服を用意しておきましょう。
・乾季(5月~8月)
朝晩は冷え込むことがあるため、薄手のジャケットを持参すると良いでしょう。
・通年でのおすすめ服装
半袖や軽めのシャツ+羽織れるもの(パーカーやカーディガン)を持っていくと快適に過ごせます。
ボリビアの季節まとめ
ボリビアは地域ごとに気候が異なるため、旅行時には以下のポイントを押さえて服装を準備しましょう。
- 高地(ラパス・ウユニ):寒暖差が大きく、防寒対策が重要。
- 低地(アマゾン・サンタクルス):暑く湿度が高いため、通気性の良い服と虫除け対策が必須。
- 中間地域(スクレ・コチャバンバ):過ごしやすい気候のため、軽い羽織りものがあれば快適。
- 雨季(11~3月):防水対策を忘れずに。
- 乾季(5~8月):特に高地では防寒着が必須。
旅行の時期と訪問地域に合わせて、適切な服装を準備し、快適な旅を楽しんでください!
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ボリビアの治安状況と旅行時の注意点
ボリビアでは、軽犯罪(スリ・置き引き・詐欺)から強盗や誘拐といった凶悪犯罪まで発生していますが、観光地を中心に適切な対策を講じれば、安全に旅行を楽しむことができます。
ボリビアで多い犯罪と対策
・軽犯罪(スリ・置き引き・詐欺)
発生場所:ラパス、スクレ、ウユニ塩湖周辺、市場、バスターミナル
対策:リュックは前に抱える、貴重品をポケットに入れない、見知らぬ人には警戒
・強盗・暴力犯罪
危険エリア:エル・アルト地区、サンタクルスの繁華街、夜間の人通りの少ない場所
対策:夜間の外出は避ける、流しのタクシーではなく配車アプリを利用、現金は最小限に
・詐欺・ぼったくり
手口:偽警官詐欺、偽ガイド詐欺、ATMスキミング
対策:身分証の提示要求に注意、信頼できるツアーを利用、ATMは銀行内のものを使用
危険エリアと比較的安全な場所
・危険度が高い地域
ラパス(エル・アルト地区)、サンタクルス(繁華街)、コチャバンバ(市場周辺)
・比較的安全な地域
ウユニ塩湖周辺(ツアー参加推奨)、スクレの歴史地区、ラパスのゾナ・スール
より詳細な治安の情報は以下の記事にてご紹介しております。
安全に旅行するためのポイント
・人混みでは荷物をしっかり管理
・夜間の移動を避ける
・公式のタクシーや信頼できるツアーを利用する
基本的な防犯対策を徹底すれば、ボリビアの美しい自然や文化を安全に楽しむことができます。
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