ワクチン8割接種のシンガポールで感染者数増加、ブレークスルー感染?ブースター接種って何?

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ワクチン接種率8割を超えても感染拡大

シンガポールでは2021年8月にワクチン接種率が8割を超えた、ワクチン接種率の高い国です。
そんなシンガポールで9月に入ってから感染者数が増加しているとの事です。

現在、シンガポールで増えている感染者の多くはは、すでにワクチン接種が完了している人たちで、ワクチン接種後でも感染するブレークスルー感染との事です。

ブレークスルー感染って何?

新型コロナワクチンを2回接種してから十分な免疫を獲得するまで約2週間かかるとされており、ブレークスルー感染とはそれ以降に感染したケースを指します。

感染症には「水疱瘡」のように一度かかると二度とかからない物と、「インフルエンザ」のように何度でもかかるものがあり、「新型コロナ」はインフルエンザ同様に複数回感染する感染症です。

インフルエンザなどの感染症は鼻や喉の粘膜からウイルスが入り、そこから増殖し数日で発症します。これらの入り口となっている粘膜の感染を防ぐことは難しいため、複数回感染するとされています。
ただ、ワクチンを接種し血液中に抗体がある場合、感染時の重症化を防ぐことができます。

こういった複数回感染する感染症のワクチンは「感染予防効果」よりも「重症化阻止効果」を目的に作られているのでワクチンが効果が無いという事ではありません。

血液中に作られた抗体に関しては期間によって減少していくので今後もワクチン接種が定期的に新型コロナワクチンの接種を行う必要が出てくる可能性もありますし、インフルエンザ同様に感染したら治療薬を服用するというような流れになっていくでしょう。

ワクチン効果で重症化は防げている様子。

現在、シンガポールでは直近で3,486人の新規感染者が確認されていますが、その98%以上が「無症状」または「軽症者」との事です。死者数に関しても3,486人の感染者が確認された日でも一桁の9人となっており、重症者も1.4%程度にとどまっているようです。

感染者数は増加している物の、ワクチン接種をしていれば高い確率で重症化を防げていると言えるこの状況に、シンガポール政府は感染者増加を深刻には捉えておらず「Withコロナ時代に進むための通過儀礼」という風に考えているようです。

とは言え感染者増加を防ぐために、今までワクチン接種完了者であれば、1組5人までの食事を認めるていたところを9月27日からは外食を1組2人までに制限している。

そのほかの取り組みとしては一定以上の年齢の人に対して、3回目の接種となるブースター接種を進めている。

ブースター接種って何?

先程、ブレークスルー感染の説明の際にも、ワクチンは接種してから時間の経過ともに抗体が減少していくという風にお伝えしたと思いますが、追加で3回目の接種を一定期間開けて接種することで現在主流となっている新型コロナに対する中和抗体を増加させることが出来ると製薬会社が報告しています。この2回のワクチン接種完了以降の追加接種をブースター接種と呼んでいます。

現在、タイで主流となっているアストロゼネカ社も追加接種により中和抗体が増加したと報告しており、今後タイでも2回目接種以降のブースター接種が主流になるかもしれません。

タイではシノファームやシノバック製のワクチンを接種完了した人に対して、ブースター接種としてアストロぜネカ製のワクチンをブースター接種する取り組みが本格的に開始されておりますが、感染者数の推移次第で、他のワクチン接種完了者に対してもブースター接種推奨となるかもしれないですね。

重症化を避ける事が重要!

新型コロナ感染拡大に置いて、死者数の増加や重症者数の増加による医療崩壊が最大の問題であり、無症状・軽症者がほとんどなのであれば感染者の数値というのは不安を煽るだけで、その増減に一喜一憂するほどの物ではないと言えるでしょう。

タイでは死者数が100人前後で推移しており、ワクチン接種によりこの死者数や重症者数が減少してくれば感染を完全に封じ込めるのではなく、ある程度感染者数がある中でWithコロナという暮らし方にシフトしていくべきなのでしょう。

今はまだ2回目の接種が完全に完了した人も70%には到達していないようですが、順調にいけば11月からさらなる規制緩和を進めていき、来年には本格的に緩和となるのではないでしょうか。

タイもシンガポールのように死者数が1桁になっていくれば、新型コロナに対する恐怖心も無くなってくると思うので、ワクチン接種が進めていくしか現状は方法はないのでしょう。
治療薬の開発に関しても製薬会社各社進めているようなので、こちらにも期待しましょう。

さいごに

シンガポールで感染者増加という事ですが、無症状・軽症者がほとんどという事で、ワクチン接種80%を超えるとバンコクもこういった状況になると信じて楽しみに待ちましょう。

ただ、PCR検査を続ける限り、無症状や軽症者も陽性に引っかかってくるので、どこかのタイミングで新型コロナの感染者数チェックもやめる必要があると思います。

これから年末までタイの規制緩和がどのように進んでいくのか期待して待ちたいと思います。