
タイの1日の新規感染者数が久しぶりに1万人を下回る
タイでの新型コロナの新規感染者数は7月17日以降1万人を切ることなく推移しておりましたが、9月28日に73日ぶりに1万人を切りました。
タイ保健省の発表による9月28日の新規感染者数は9,489人です。
尚、ここ1週間のタイの新規感染者数の推移は以下の通りです。
9月22日 | 11,252 |
9月23日 | 13,256 |
9月24日 | 12,697 |
9月25日 | 11,975 |
9月26日 | 12,353 |
9月27日 | 10,288 |
9月28日 | 9,489 |
1万人というとまだまだ多い数字ではありますが、第3波のピーク時から考えるとかなり減少しており、このまま第3波が収束していく事を期待してしまいますね。
バンコクも順調に減少
現在、バンコクはダークレッドゾーンに分類されており、タイ国内でも特に感染者数が多い地域ですが、こちらもここ数日減少しており、9月28日の保健省の発表によると1557人と3日連続で2,000人を下回っており、前日よりさらに減少しました。
9月22日 | 2,455 |
9月23日 | 2,456 |
9月24日 | 2,239 |
9月25日 | 2,123 |
9月26日 | 1,976 |
9月27日 | 1,785 |
9月28日 | 1,557 |
こちらも1週間の数字を見ると、順調に推移しておりこのまま減少が続けば近いうちに1,000人を切る可能性も高そうです。
現在のダークレッドゾーン
現在のダークレッドゾーンは以下の29県ですが、中にはここ数日かなり減少している県もあり、次のゾーンの改定で多くの地域がダークレッドゾーンから外れるような気がします。
バンコク | スパンブリ | パトゥムタニ |
チョンブリ | ソンクラー | プラチュワップキリカン |
アユタヤ | ターク | プラチンブリ |
アーントーン | チャチュンサオ | ペチャブリ |
カンチャナブリ | ナコンナーヨック | ペッチャブーン |
サムットサコン | ナコンパトム | ヤラー |
サムットソンクラーム | ナコンラチャシマ | ラチャブリ |
サムットプラカーン | ナラティワート | ラヨーン |
サラブリ | ノンタブリ | ロッブリー |
シンブリ | パッタニー |
11月に隔離なしで観光客受け入れ開始の予定
TATによると、11月1日以降4つのフェーズにに分けてタイでの観光客受け入れを再開する予定との事です。当初は10月に隔離なしで観光客の受け入れを再開する予定でしたが、ワクチン接種が進まず11月1日に延期になっています。
パイロットフェーズ(2021年10月1日〜31日)
すでに2021年7月1日からスタートしたプーケット、7月15日からスタートしたサムイ島、パンガン島、タオ島、最近では クラビとパンガーの4つの人気のビーチリゾートなどを加えたアンダマン・サンドボックスになっていますが、ここにクラビの新しい指定エリアであるクロンムアンとタップケクを加える予定。
第1フェーズ(2021年11月1-30日)
11月1日からの第1フェーズでは、以下の10の地域が隔離なしで入国可能な地域へとなる予定です。
バンコク、クラビ、パンガー、ブリラム、チェンマイ、チョンブリ、ロエイ、ペチャブリ、プラチュアップキリカーン(ホアヒン)、ラノーン。
上記で言うと、バンコク・チェンマイ・パタヤ・ホアヒンあたりは日本人の観光客も多く訪れる地域なので是非11月にスタートして欲しいですね。
第2フェーズ(2021年12月1日〜31日)
12月1日からの第2フェーズでは、芸術と文化で有名な地域や国境の目的地などの20の地域をさらに追加する予定です。
アユタヤ、チェンライ、コンケン、ランプーン、メーホンソン、ナコンラチャシマ、ナコンシータマラート、ナラティワート、ノンカイ、パトゥムターニー、パッタルン、ペッチャブーン、プレー、ラヨン、サムットプラカン、ソンクラ、スコータイ、トラン、トラット、ヤラ。
私が行ったことが無い地域も多くありますが、アユタヤやチェンライメ―ホーソン、スコータイなどもこの第2フェースでの解放の予定です。
第3フェーズ(2022年1月1日以降)
2022年1月1日以降はブンカーン、チャンタブリー、カンチャナブリ、ムクダハン、ナコンパノム、ナン、ラチャブリ、サケオ、サトゥーン、スリン、タク、ウボンラチャタニ、ウドンタニを含む13の国境地域の再開を予定しているとの事です。
こちらはあくまで予定という事ですが、COVID-19状況管理センター(CCSA)がすでに承認しているという事なので、感染者数やワクチン接種率などが想定を大きく下回らない限り実行されると思います。観光業は今回のコロナで一番ダメージを受けているので、是非このスケジュール通りに隔離検疫なしでの入国が開始されると良いですね。
さいごに
ようやく新規の感染者数も1万人を切り、タイの長かった第3波も収束に向かっている状況になってきました。まだ現状では年末年始の予定も立てにくいですが、順調に進めば年末年始には日本への一時帰国も気軽に行えるようになっているかもしれません。
まずは11月の第1フェーズの観光客受け入れとそれに向けた規制緩和に期待したいと思います。
また、タイ入国時の必要書類等に関しても是非このタイミングで見直して欲しいですね。
あまり期待せずに続報を待ちたいと思います。