日本製コロナワクチンがベトナムで治験へ。塩野義製薬のワクチンについて。

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塩野義製薬製ワクチンがベトナムで治験へ

世界中でかなりのワクチン接種が進んでいますが、ようやく国産ワクチンも最終治験までこぎつけたようです。時間がかかったように感じますがまだまだ世界で感染拡大が続いており、国産ワクチンが承認されれば国産ワクチンを打ちたいという人も多いでしょう。

今回、塩野義製薬開発している新型コロナワクチンをベトナムで最終治験を行う方向と発表を行いました。このワクチンは日本国内でも昨年末から治験を行っており、最終治験はベトナムを含む東南アジアに協力を仰ぐようです。

日本国内での治験も並行して行うようで、他のワクチンとの比較も進めていくようです。

塩野義製薬のワクチンは組み換えタンパクワクチン

タイで接種可能なアストロゼネカ製のワクチンは「ウイルスベクターワクチン」、モデルナ・ファイザーは「mRNA」ですが、今回の塩野義製薬のワクチンは「 組み換えタンパクワクチン 」です。

組み換えタンパクワクチンとは

抗原(体の中に侵入してきた異物)の蛋白質を遺伝子組換え技術によって作り出し動物細胞などを利用して製造されるワクチンとの事です。

ベトナムの新型コロナの状況

ベトナムは今年の4月下旬ころから感染者数が増加し始め、最近では1日に1万人以上の新規感染者が確認されている状況で巣すが、ワクチン接種率は1回の接種が15%程度とワクチンが不足している状況のようです。

ベトナムの新規感染者数
8月15日9574
8月16日8644
8月17日9595
8月18日8644
8月19日10,639
8月20日10,650
8月21日11,299

東南アジアでは現在デルタ株による感染拡大が続いており、各国自国でワクチンを生成できるようにしたいという思惑があり、ベトナムも将来的にワクチンの製造技術を提供されることが最終治験参加を決めたようです。

尚、ベトナムはベトナムの製薬会社であすナノゲン社が開発したナノコバックスというベトナム国産の新型コロナウイルスワクチンの第3期臨床試験を行っています。またこのナノコバックスも塩野義製薬のワクチンと同じタイプの組み換えタンパクワクチンとなります。

国内で塩野義製薬のワクチン接種が可能になる?

塩野義製薬は日本国内と東南アジアでの最終治験を進め、年度内に国から承認を受けて国内での供給を目指しており、最大6千万人分の生産体制に入る予定との事です。

国からの承認次第ですが、年度内には日本で塩野義製薬のワクチンの接種が可能になりそうです。

日本の国産ワクチンの承認が遅れている理由として大規模な治験が難しいという点があるようです。現状承認されているワクチンは数万人規模の治験を行っており日本国内の製薬会社に関しても同様に規模の治験を行おうとするとなかなか難しいようで、日本国外での実施を各社検討しているようです。
この大規模治験ではなく、非劣性試験という開発中のワクチンと承認済ワクチンの中和抗体の数値を確認し効果や安全性を確認するという方法もありますがこれが国際的に認められるかが微妙なようです。

台湾は自国で開発したワクチンの接種開始

台湾も自国で開発したワクチンの接種を8月23日からスタートさせた。
台湾のワクチンはメディジェンが開発した組み換えタンパクワクチンで、台湾の蔡英文総統自ら接種することで国民に安全性をアピールしました。

尚、このワクチンは現在第2段階の治験までしか完了していないが、そこまでのデータを元に台湾政府が緊急使用を承認した。台湾はワクチンの調達が難航している中で自国製のワクチンを使用することでワクチン接種率を伸ばしたいという考え。

現時点ではWHOや他の国で承認されていないため、このワクチンを接種していても海外渡航時にワクチン接種済とみなされない可能性があるが、このスピード感のある決断は素晴らしいと言えるでしょう。

新型コロナ感染から回復までどのくらいかかる?

新型コロナの感染拡大していますが、新型事なに感染したのち回復するまでの流れや期間はどのような流れなのでしょうか。

軽症の場合

新型コロナに感染しても軽い症状しか出ないという人も多くいます。
軽症の場合には「体がだるい」「体が痛い」「のどが痛い」「頭が痛い」などの症状しか出ない場合が多いようです。

このような軽症の場合には自宅でゆっくり休み、「水分摂取」を行い必要に応じて「パラセタモール」などの鎮痛剤を飲んで治療を行う形になります。

軽症の場合、14日間の自宅での隔離を行えばその期間中に回復する人が多いようです。

重症化した場合

最初は軽傷や無症状でも症状が悪化し重症化する場合があります。
重症化する場合、感染から1週間から10日前後で重症化する事が多いようで急に重症化することもあるようなので注意が必要です。
重症化すると「肺炎により呼吸が苦しい」という症状が出てきて、これが悪化すると入院して酸素吸入等を行う必要が出てきます。

重症化した場合、回復するまでは症状により14日~2か月程度の期間を要する可能性があります。

日本では8月21日時点で累計の感染者数が1,283,101人に対し死者数が15,614人となっており、死亡率は1.2%程度となっています。季節性インフルエンザの死亡率は0.1%程度なので新型コロナの方が死亡率は高いです。
この新型コロナの死亡率が高い要因として急激な症状の悪化が挙げられるとの事です。感染時は無症状や軽症で普通に過ごしていたところ急激に悪化し死亡してしまうという可能性があります。
症状は軽いことが多いとはいえ感染しないように注意が必要です。

さいごに

すでに日本国内でもワクチン接種がかなり進んできているので、タイミングとしては遅いという印象もありますが、塩野義製薬は治療薬や鼻腔タイプのワクチンなども作成しているという事で色々期待していきたいですね。