
東京で連日感染者数増加!5日は5000人越えも!
東京オリンピックで盛り上がる東京ですが、第5波の感染拡大は続いており8月に入ってからも1日に確認される新規陽性者の数も増加傾向にあります。8月5日には1日に5,000以上増加しています。
8月に入ってから東京で気確認された新規感染者の確認された数は以下の通りです。
東京都新規陽性者 | |
8月1日 | 3058人 |
8月2日 | 2195人 |
8月3日 | 3709人 |
8月4日 | 4166人 |
8月5日 | 5042人 |
8月6日 | 4515人 |
ただ、この第5波では今までと少し違った傾向があります。
それが、重症者の割合が少ないという事なのですが、この理由が高齢者のワクチン接種比率の高さではないかと言われています。
日本の首都圏のワクチン接種率をチェック
感染が拡大している状況ですが、日本の首都圏での高齢者に対してのワクチンの接種状況をチェックしてみましょう。以下のデータは8月5日時点でのデータとなります。
首都圏-65歳以上ワクチン接種状況 | ||
都道府県 | 1回目完了 | 2回目完了 |
東京都 | 84.50% | 77.35% |
千葉県 | 87.30% | 79.29% |
埼玉県 | 87.80% | 78.44% |
神奈川県 | 86.67% | 80.59% |
茨城県 | 86.72% | 74.94% |
栃木県 | 88.02% | 75.65% |
群馬県 | 89.14% | 83.51% |
山梨県 | 88.30% | 83.68% |
高齢者や持病のある人を優先的に接種を進めており、1回目・2回目ともに高い接種率となっています。
次に首都圏での全年齢での接種状況を見てみます。
首都圏-全年齢ワクチン接種状況 | ||
都道府県 | 1回目完了 | 2回目完了 |
東京都 | 36.10% | 23.90% |
千葉県 | 34.10% | 25.20% |
埼玉県 | 32.30% | 23.70% |
神奈川県 | 33.80% | 25.20% |
茨城県 | 37.20% | 25.20% |
栃木県 | 32.10% | 23.20% |
群馬県 | 43.50% | 29.40% |
山梨県 | 34.50% | 28.80% |
高齢者の数値と比べると接種はあまり進んでいない状況ですが、1回目で35%程度、2回目で25%程度の接種は完了している状況です。
第5波、東京は若者の感染比率が状況
ワクチン接種により感染予防効果があるのであれば高齢者ほど感染が少ないという数値が出ると思いますが、どうなのでしょうか?東京都における年代別の新型コロナ新規感染者の推移のデータを見てみました。
~10代 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60台~ | |
7月1週目 | 10.8% | 31.3% | 20.2% | 16.7% | 12.3% | 8.7% |
7月2週目 | 11.1% | 30.9% | 20.4% | 18.3% | 12.3% | 7.0% |
7月3週目 | 12.1% | 31.9% | 20.8% | 17.0% | 11.7% | 6.5% |
7月4週目 | 12.8% | 33.3% | 21.3% | 16.0% | 11.5% | 5.1% |
上記の通り、20代と30代で全体の半数となり、60代以上の感染者の割合が7月4週目の時点で5.1%とかなり低い数値になっています。現在日本で感染拡大しているのはデルタ株ですが、この結果を見るとワクチンは新型コロナデルタ株に対しても感染予防の効果がありそうな印象ですね。
東京では1日に4000人以上の感染者が確認されていますが、重症化しやすい高齢者の比率が低いため感染者増加に対して重症化する人は減少傾向にあります。
ただ、東京でも入院患者数は増加しており、病床のひっ迫の問題は発生しているようですので、油断はできない状況です。ただ、入院も60代以上の入院はかなり減少しており重傷者ではなく中傷者の入院が増加しているとの事です。
死者数も減少傾向
感染者数が増加している8月の死者数を見てみましょう。
8月1日 | 2人 |
8月2日 | 1人 |
8月3日 | 1人 |
8月4日 | 1人 |
8月5日 | 1人 |
8月6日 | 4人 |
感染者数はバンコクより多いですが、死者数は圧倒的に少ない状況となっています。
今年の2月の死者数を見てみましょう。
2021年2月6日 | 23 |
2021年2月5日 | 11 |
2021年2月4日 | 17 |
2021年2月3日 | 26 |
2021年2月2日 | 30 |
2021年2月1日 | 26 |
2月は登場で1200人程度の感染者数が確認されていた時期ですが、感染者数は3分の1程度ですが、死者数はかなり多い状況になっています。これもワクチン接種により高齢者の感染者数が減少し、重症化する人が減った事が原因と考えられます。
高齢者のワクチン接種率が重要?
バンコクでも高齢者へのワクチン接種を進めていますが、上記の東京の事例を見ると高齢者へのワクチン接種が有効なように見えてきます。
バンコクでは8月6日に死者100人など死者数が日本と比較してかなり多いですが、これも高齢者へのワクチン接種が進めば改善してくるのでしょうか?
在タイ日本人もワクチン接種しやすい状況になっているので、今後ワクチン接種率は上昇していくでしょう。
さいごに
日本もワクチン接種が遅れているという印象でしたが、気づけば高齢者の多くがワクチン接種を完了させていたんですね。このペースで次は50代以上の優先接種など上手く接種順を進めていけば感染が拡大しても重傷者・死者数を減らしていく事が出来るかもしれないですね。
タイもワクチン接種が進むに伴い、東京のように重傷者が死者が減少していくと良いですね。