
新規陽性者数ここ数日は18,000人程度で推移
以下が、タイ政府が発表した8月1~3日の新規陽性者数ですが、タイ全土の陽性者数は18,000人程度で推移しております。
日付 | タイ全土 | バンコク | チョンブリ |
8月1日 | 18,027 | 2,899 | 1,147 |
8月2日 | 17,970 | 3,144 | 1,141 |
8月3日 | 18,901 | 3,611 | 1,359 |
なかなか数値は減らないですが、8月末まで制限強化の状態が継続するのでそこでどの程度まで抑え込むことが出来るのか注目ですね。
7月中旬くらいからチョンブリ県の陽性者の確認が増加し、8月に入って3日連続で1,000人を超えている状態で感染者が増加している状況です。
バンコク都告示第39号 を発出、8月3日まで制限継続
8月2日にバンコク都が発出したバンコク都告示第39号によると8月末まで以下の規制が行われるとの事です。
(第1項)
・過去に発令した告示に基づいて指示した一時的な施設の閉鎖を、今次告示と齟齬がない範囲で継続する。
(第2項)
・百貨店、ショッピングセンター、コミュニティモールおよび類似施設内の飲食店は、午後8時までの営業時間とする。営業形態は、店舗外からの注文と配送のみとし、店頭での注文受け付けないし販売は行わない。
・百貨店、ショッピングセンター、コミュニティモールおよび類似施設の管理責任者は、配送業務に従事する者の防疫措置(入退出の記録、待機場所確保等)を徹底する。
(第3項)
・過去に発令した告示に基づいて活動休止や閉鎖を指示した工事現場、移民労働者の施設や宿泊所に関し、感染拡大を抑制できたところから、当局の定める防疫措置を実施した上で、活動および使用の再開を認める。宿泊地と作業場所の移動には、管理された移動方法(sealed route)を用いるものとする。再開が可能なところについては、所轄の区当局が施設の責任者に対して通達を行う。
・本件に違反する者に対しては、感染症法に基づき、1年以下の禁錮ないし10万バーツ以下の罰金、もしくはその何れについても科される場合があり、また非常事態令に基づき、2年以下の禁錮ないし4万バーツ以下の罰金、もしくはその何れについても科される場合がある。
タイの保健省は規制の順守を呼びかけ
現在、ロックダウンが行われており、県を跨ぐ移動制限や外出自粛が行われていますが、タイの保健省は人の流れを減らすように協力して欲しいと呼びかけています。
しっかりと規制を守れば9月以降にはバンコクの感染者減少するはずとの事です。
新型コロナデルタ株により感染拡大が進んでいますが、死者の多くは基礎疾患のある高齢者が多く、高齢者にワクチン接種を行い重症化を避けることで重症患者・死者の減少を目指す。
医療体制はひっ迫、無症状は自宅で隔離
現在、タイでは新型コロナウイルスの治療ガイドラインを変更し、無症状や軽症の陽性者の自宅隔離を可能にしましたが、これを拡大しさらに自宅隔離を増加させていく方針のようです。
バンコクでは病床の90%が使用されているとの事で、軽傷や無症状の場合には、14日間自宅で遠隔で検査を行ったり指示を出したりして治療を行います。
さいごに
最近、バンコクでは外国人もアストロゼネカ製のワクチンであれば比較的接種しやすい環境になってきており、周りでも接種する人が増加してきています。
一方で、在宅勤務ばかりでタイにいる意味がないので、駐在員や帯同家族を一時帰国や本帰国させるケースも増加しておりタイ在住日本人数は減少している印象です。
毎年増加し続けているタイの在住日本人数も流石に次の発表では減少に転じそうですね。