
新型コロナの基本情報を調べてみた
新型コロナ(COVID-19)とは、正式にはSARS-CoV-2と命名されているのですが、その理由は以前流行したSARSを引き起こすコロナウイルスに似ているので、SARSコロナウイルス2とされています。
SARSと同様に急性呼吸器疾患を引き起こす可能性があります。
他に近年流行したコロナウイルスでいうと2012年ころにサウジアラビアから中東を中心に流行した中東呼吸器症候群(MERS)が有名でしょう。
これらの3種類の致死率を見てみましょう。
種類 | 新型コロナ | SARS | MERS |
致死率 | 6.1% | 9.6% | 34.4% |
尚、毎年流行しているインフルエンザの致死率は0.1%程度なので、コロナの致死率は高いと言えるでしょう。
軽い症状の比率は高い新型コロナ
新型コロナウイルスに感染した8割程度の人は軽い症状もしくは、無症状の場合が多く、基本的な症状は以下の通りです。
発熱 | せき | 息切れ | 呼吸困難 |
悪寒 | 疲労 | 筋肉痛 | 頭痛 |
のどの痛み | 味覚異常 | 嗅覚異常 | 鼻づまり |
鼻水 | 吐き気 | 嘔吐 | 下痢 |
上記の一部の症状が出る場合がありますが、軽い場合には感染に気付かないことが多いようです。
ただ、重症化する人や、重症化し死亡する人もいるので、症状が出ている場合にはPCR検査を行い感染しているかのチェックを行う必要があります。尚、以下に当てはまる場合には重症化しやすいとされています。
高齢 | 喫煙 | 肥満 | 糖尿病 |
心臓疾患 | 肺疾患 | 肝臓疾患 | 腎臓疾患 |
尚、症状が現れるまでの期間で一番多いのは感染から4~5日以内との事で、遅くとも14日後には症状が出るようです。
クラスターってなに?対策は?
タイでも市場でのクラスターや刑務所でのクラスターが発生しましたが、クラスターという言葉を新型コロナで知ったという人も多いのではないでしょうか?
クラスターとは、集団感染を意味するのですが、市場や学校、職場、病院、飲食店など小規模な集団感染を指して使われていることが多いようです。
クラスターを避けるための対策は?
クラスターを避けるために3密を避けると言われています。3密とは以下の通りです。
①「密閉」…密閉空間を避けて、換気をこまめに行う。
1時間に2回以上、2方向の窓を数分程度前回にして換気を行うことが推奨されています。
②「密集」…他の人との距離を2メートル以上開ける。
飲食店の席数制限や在宅勤務の導入など距離を保つ取り組みが多数行われています。
③「密接」…密接した状態で会話しない、マスクをつける。
マスクを着けて会話をするように注意したり、会話の時間は5分以内にするなどが基本的な対策です。
感染予防の基本の基
自分で出来る感染予防の方法は以下の方法です。
①手洗い・消毒…手洗いやアルコール消毒などで手を常時清潔に保つ。
②マスクの着用…外出時は常にマスクを着け、咳やクシャミに気を付ける。
③目、鼻、口を触らない…ウイルスが粘膜に付着し感染することが多いので注意。
マスクをつける際の注意点
タイは常夏の国なので、マスクをつける際には熱中症に特に注意が必要です。
マスクをつけると、体内に熱がこもりやすくなり、のどの渇きに気付きづらくなるので、意識して水分を補給する必要があります。
熱中症にならないように注意しましょう。
変異株って何?
新型コロナのニュースでよく聞く変異株とは何なのでしょうか。
ウイルスは流行・増殖していく中で変異が起こりウイルスの性質が変化していきます。
この変異により、感染力や重症化の確率などの変化が生じていきます。
変異株の記事も以前書いたのでチェックしてみてください。
さいごに
新型コロナ前は「マスク生活」や「体温測定」「在宅勤務」や「アルコール消毒」など一般的ではなかったですが、いまではすっかり習慣化しましたね。
去年はニューノーマルという言葉を聞いても何にも思いませんでしたが、本当にニューノーマルな暮らしが始まっているような気がしますね。