
チェンマイでホテルのキャンセルが増加
THE NATION THAILANDの記事によると、密入国者が原因で北タイでの感染者増加により、チェンマイのホテルの予約キャンセルが相次いでいるようです。
北タイホテル協会の会長は、チェンマイのホテルでの予約のキャンセルは1,700泊分にも上ると発表しており、かなりの影響があったことが予想されます。
今回はチェンマイの数字が発表されていますが、チェンライなどの他の北部タイを含めるとさらにキャンセル数は増加すると思われます。
タイ版GoToでタイ人の国内旅行も増加して来ていただけに、10日~の4連休や年末年始に向けてタイ北部の観光業はさらなるダメージを負う事になりました。
予定を決めて予約をしにくい状態
現在、一部の企業ではチェンライ・チェンマイへ渡航した場合の14日間の自主隔離等を行っている所も出始めており、急遽の変更やキャンセルが必要になる可能性もあるのでキャンセルが出来ない予約を行うのはリスクが高く敬遠されがちです。
AirASIAとは予約した便がキャンセルにならなければ返金しないというスタンスですし、Agodaも支払い済になると返金はしてくれません。
こういった状況ではなかなか予約しにくいというのが正直なところでしょう。
チェンライからの国内線で感染者がバンコクにも
タイ保健省の発表によると、新型コロナウイルス陽性の人がチェンライ発バンコク行きの4便に搭乗していたという発表をしました。該当する4便は以下の通りです。
日程 | 航空会社 | 便名 |
11月28日 | Nok Air | DD8717 |
11月29日 | Thai Lion Air | SL533 |
11月29日 | Thai Smile Airways | WE137 |
11月30日 | Thai Lion Air | SL545 |
飛行機の中は換気がしっかり行われているので感染の可能性は低いという事ですが、空港内やその後の移動先での感染という可能性は否定できないでしょう。
保険省は上記の便の搭乗者に対して14日間は健康状態に注意を払い、症状がある場合には保険省に連絡するように伝えているとの事ですが、ここから感染拡大とならないことを祈るばかりです。
さいごに
12月に入ってからのタイの新型コロナ陽性者数の推移は以下の通りです。
12月1日 | 12月2日 | 12月3日 | 12月4日 | 12月5日 | 12月6日 | 12月7日 |
10 | 18 | 13 | 14 | 19 | 14 | 21 |
中部ピチット県ではミャンマーから帰国したタイ人女性が滞在し飲食店を訪れた事が分かり500人以上が病院を訪れて検査を受けたそうですが、特にそこまで大幅に増加したという事はなさそうです。
また、現時点では特に県境を封鎖するような動きもなく通常通りといった形です。
ミャンマーでは8月後半から感染者が急増し、現在では1日に1,000人を超える感染者が見つかっている状況です。
密入国を防がない限りミャンマー同様に感染者数が増加してくる可能性があります。
再度のロックダウンや規制が始まると経済は再度大ダメージを負う事になるのでしっかりとルールに基づいて行動し、違反者が厳しい罰を与える体制にしてほしいです。