
現状も変わらずタイ入国には高いハードル
タイでは3月末に海外からの入国が実質不可能になり、現在ではある一定の条件を満たせば入国する事は可能ですが、タイ入国後に14日間の隔離があるなどかなり高いハードルとなっています。
現在の入国の条件を再度確認しておきましょう。
1 | ビザもしくは再入国許可証印があるパスポート |
2 | 入国許可証(COE) |
3 | 記入済みの申告書 (Declaration Form)(原本) |
4 | 渡航前72時間以内に発行された英文のRT-PCR検査による新型コロナウイルス非感染証明書(原本) |
5 | 新型コロナウイルス感染症及び関連疾患の治療費を含む10万米ドル以上の治療補償額の英文医療保険証。 |
6 | ASQホテル予約確認書(14日以上の隔離) |
上記の通り、以前と基本的には入国に必要な書類は変わっておらず、一時帰国した後に上記の書類を準備して帰国後14日間の隔離があるとなると実質一時帰国は不可能でしょう。
12月の日本からタイへの特別便
12月も基本的にはタイへの入国は特別便での入国となるようです。
まずは成田空港や羽田空港発の特別便を見てみると以下の通り全部で12便が予定されています。
詳細は在京タイ大使館のWEBサイトでチェックしてみてください。
東京発 特別便 | ||
出発日 | 空港 | 便名 |
12月3日 | 成田発 | TG643 |
12月4日 | 羽田発 | JL031 |
12月6日 | 成田発 | TG643 |
12月10日 | 成田発 | TG643 |
12月11日 | 羽田発 | NH847 |
12月13日 | 成田発 | TG643 |
12月17日 | 成田発 | TG643 |
12月18日 | 羽田発 | JL031 |
12月20日 | 成田発 | TG643 |
12月24日 | 成田発 | TG643 |
12月25日 | 成田発 | NH84 |
12月27日 | 成田発 | TG643 |
次に関西国際空港からのタイ行きの特別便を見てみると、4便が運行予定となっていました。
こちらの詳細はタイ王国大阪総領事館のWEBサイトをチェックしてください。
関西発 特別便 | ||
出発日 | 空港 | 便名 |
12月3日 | 関空発 | TG623 |
12月10日 | 関空発 | TG623 |
12月17日 | 関空発 | TG623 |
12月24日 | 関空発 | TG623 |
東京と関西合わせて16便が予定されており、本数は増加傾向にあるためかなりの人がタイに入国してくるのでしょう。
その分最近では本帰国をする知り合いも増えており、今年の12月は人の入替が結構多そうな印象です。
日本に帰国の際は隔離はあるの?
タイを含む海外から日本に帰国する場合には、検疫所長が指定する場所で入国日を含まない14日間の自主隔離が必要なるようです。日本に変えた際にも14日間の隔離が必要となるのでこちらも気軽に一時帰国という雰囲気では全くないですね。
また、公共通機関を使用せずに空港から隔離場所まで移動する必要があり、移動もかなり面倒な印象です。
日本でもタイでも14日間の隔離があるという事で働いている人はなかなか一時帰国とはいかないですね。
2020年12月31~2021年1月3日を日本で過ごすにはどうする?
では、上記を踏まえてタイから一時帰国して年末年始を日本で過ごすことは可能なのか考えてみましたが、かなりの期間が必要なので休める余裕がないと厳しそうですね。
少しだけ仮で考えてみました。
① 日本到着日は12月19日
日本での隔離は自宅でも問題ないようなので自宅で隔離をする形にし、14日の隔離明けの1月4日に大使館にCOEの申請に行けるように上記の日程とします。
②タイにいる間に1月中旬のタイへの特別便を予約
1月中旬としたのはCOEが出るまでに1~2週間かかると仮定してですが、ここが上手く行かないとタイに帰れるのは当分先になってしまいます。
➂事前購入できるものは隔離期間中やタイ渡航前に揃える
・特別便の予約(帰国便は1月15日(適当)をタイで予約しておく)
・英文医療保険の申し込み
・ ASQホテルの予約
・declaration form
・パスポートコピー
・リエントリー、ビザページコピー
上記のような事前取得が可能なものや、印刷する物などは早い段階で取得しておきましょう。
④隔離が終わったら1月4日にCOEの申請に行く!
ここまでの流れでCOEの申請に必要な物は全て揃っていると思うので、大使館に行きCOEの申請を行いましょう。
➄渡航までのんびり観光
あと帰国便の搭乗までにする事は病院で「英文の新型コロナの陰性証明書」と「搭乗可能健康証明書」を貰うだけなので隔離明けから搭乗までが唯一の観光できる期間です。早いところであれば、即日あるいは遅くとも翌日には証明書を出してくれるところもあるようです。
⑥ タイに帰国
無事COEも出て、事前に予約していたタイへの特別便で帰国できました。
ここからタイでの14日間の隔離が始まります。10日の便でタイに帰ってきた場合には1月26日に隔離生活が終わります。
適当に考えたので全く現実的ではないと思いますが、上記でも12月19日~1月26日というかなり長い期間休暇を取る必要が出てくるので今年の年末年始の一時帰国は無理でしょう。。。
タイに住んでいる皆さんは今年はタイ国内旅行に行くという方が大多数になるのでしょうね!
さいごに
現状、タイでは来年6月頃には新型コロナワクチンを入手出来そうという事ですが先は長いですね。
エアアジアも債務超過に陥ったというニュースもありましたが、タイの観光関連の会社はかなり厳しい状況がまだ続きそうですね。
年内に他の東南アジアの国が動けば、一緒にタイも続く可能性はありますが現状は反政府デモもあるのでタイ政府が東南アジアで先陣を切って隔離期間の短縮等を行う可能性は引くそうですね。